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昨日は帰ったのが夜遅かったのでブログが書けませんでした。
昨日は、『蝉しぐれ』の試写会に行きました。 観に来ていた人は、20歳代の人もいたのですが、結構年齢層が高くて ほとんどの方が60歳以上だと思われます。 たぶん藤沢周平さんの小説のファンなのでは・・・。 『蝉しぐれ』は、藤沢周平さん原作の小説で時代小説の最高傑作と言われた作品です。 それ故に映像化はむずかしいと言われていたそうです。 黒土三男監督が藤沢さんの小説を読んで映画化したいと思ったのが 15年前。 出版元の文芸春秋社に話を持って行ったところ、断わられ、 藤沢さんにもこれを映像化するのは無理だと言われたそうです。 でも、それにめげずに通い続け、ようやく映画化にこぎつけた作品だそうです。 黒土さんの作品は、今までの映画の題材があまり好きではなかったので 観たことがなかったのですが、これは藤沢さんの小説が原作なので 観たいと思っていました。 小説が原作の場合は映画と原作と切り離して考えないといけません。 特に藤沢さんの作品は、きっちり細かく描かれているので・・・。 書きたいことはいろいろとあるのですが、観る人によって感じることが 違うと思うので書きません。 文四郎の少年時代を演じた石田卓也君は、良かったです。 まっすぐ純粋で瑞々しい感じがよく出ていたと思います。 坂道を登るシーンでは涙してしまいました。 眼がすごくいいなと思いました。 音楽も良かったです。 映像もとても綺麗でした。 昨日の試写会ではちょっとアクシデントがありました。 上映が始まって全然音が流れないんです。 最初は風景だったものですから、「無声映画か?」とか言いながら みんなこんなものなのかなと観ていたのですが、 文四郎とおふくの台詞が聞こえないのでおかしいとわかり・・・。 で、その次のシーンから音が聞こえるようになりました。 でも、そのままスルーで上映は続けられ、それまではどんな音楽が流れていたのか、 二人のあの最初の場面の台詞はどんなだったのかわかりません。 しかし、終わってスタッフからはなんの説明もなく・・・。 お金を払ってない試写会なのでしょうがないのかな・・・。 すみません、愚痴っぽくなってしまいました。 でも、『蝉しぐれ』が観られて良かったです。 北九州・山口では『カーテンコール』と公開時期がダブるので、この記事を書こうか やめようか随分迷いましたが、こちらに来られる方は皆さん『カーテンコール』を 観ていらっしゃると思うので書きました。 まだの方は、『カーテンコール』を観てから『蝉しぐれ』を観て下さい。
by hibiki0213
| 2005-09-27 10:00
| 映画
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