一山一家

『フラガール』は、全然観に行く予定のなかった映画です。
ＳガールやＷボーイズのような映画なのかなと思っていましたが、
予想を超えた映画でした。

常磐ハワイアンセンター、名前だけは知っていました。
でも、詳しくは知らないまま、映画に行きました。

石炭景気に湧いた町が石炭の需要が減るにつれて
どんどん寂れていく・・・。
そんな町を救おうとに温泉センターを作ろうという話。
町を家族を救う為、普通の女の子たちがフラを始めるのです。
フラの先生もこの町にやってきたのですが、この先生も・・・。

ハワイアンセンターに否定的な炭鉱で働く人たちも
だんだんと気持ちが変わって・・・。

蒼井優ちゃん、良かったです。
先生役の松雪さんも・・・。
早苗役の徳永えりちゃんもすごく良かった。
富司純子さんがまさか顔を黒くした炭鉱で働く女性を演じるなんて
思わなかったです。
富司さんの演技に心を打たれました。
これは女性の生き方を描いた作品でもあるんだなあって思いました。

岸部一徳さんの役も意外でした。
しずちゃんもちゃんと演技してました。
しずちゃんのお父さん役は志賀勝さんでした。

ジェイク・シマブクロさんの優しい音楽も良かったな・・・。

観に来てた人は４０歳代以上の女性が多かったです。
前半は笑っていたのですが、後半は涙・涙・・・でした。

この作品は、プロデューサーの方がクイズ番組を見て
常磐ハワイアンセンターに興味をもちいろいろ歴史など調べて
映画化となったものでした。

炭鉱の町が閉山に向かっていく中で
生き残りを求めて目標に向かっていくその様子が描かれた
親子愛あり友情ありのいい作品でした。